イルミネーションがきらめく冬を満喫

旭川市内では毎年11月下旬から中心部の各所でイルミネーションのライトアップが始まります。今回はイルミネーションのスポットと、その前後に立ち寄りたい飲食店をご紹介します。夜にきらめく明かりと、しんしんと降り積もる雪のコラボレーションは北国ならではの絶景です。

外せない街中のイルミネーションスポット

14万球ものライトで照らされる旭川中心部のイルミネーション。6つのエリアに分かれ、それぞれ趣を変えながら優しく明かりを灯します。エリアごとに写真とあわせて紹介します。

①ナナカマドイルミネーション

JR旭川駅前バス乗り場から続く緑橋通は、旭川のシンボルツリーでもあるナナカマドをモチーフにした可憐な輝きが彩ります。旭川ゆかりの文豪・井上靖さんが「雪をかぶったナナカマドの、あの赤い実の洋燈」と詠んだ詩の一場面を思い出させます。

ナナカマドイルミネーションは宮下通(緑橋通)から1条通8・9丁目(緑橋通)

②動物イルミネーション

ナナカマドイルミネーションからそのまま5条通まで進むと、旭山動物園を思わせる動物モチーフのイルミネーションがお出迎え。可愛らしいシルエットに子供も喜びそうです。

動物イルミネーションは5条通8・9丁目(緑橋通)と6条通8・9丁目(緑橋通)

③フレンドリーイルミネーション

日本初の歩行者天国「買物公園」のイルミネーションは、モニュメントとウエーブを含めて8種類。移り変わるきらめきとともに散策すれば、南北1kmの歩行者天国もあっという間に歩けてしまいそう。

フレンドリーイルミネーションは宮下通~8条通7・8丁目(平和通買物公園)

④ロータリーイルミネーション

ロータリーにそびえるシンボルタワーを青い光でライトアップ。2021年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために力を尽くしている医療従事者の皆様へ感謝の想いを伝えようと、LEDライトを倍増。従来よりもさらに明るく、力強い光を放っています。ロータリーの青は1日も早い収束に向かう団結の光でもあります。

ロータリーイルミネーションは旭川市常盤通1丁目

⑤緑道イルミネーション

カップルにぜひおすすめしたいのが緑道のイルミネーション。③のフレンドリーイルミネーションの終着地でもある緑道には、電球色が温かい、光のトンネルがあります。素敵な雑貨店やカフェ、レストランなどが連なるスポットでもあるので、明るいうちから散策するのもおすすめです。

緑道イルミネーションは7条通7・8丁目

⑥ウェルカムイルミネーション

道北一の歓楽街「サンロク」を灯すのは、緑と赤のツインピラー。クリスマスカラーの2つの電灯は冬のサンロク街の顔でもあります。ここをイルミネーション巡りの終着地にすれば、そのまま飲みに行けるのでとっても便利。

ウェルカムイルミネーションは宮下〜8条通6・7丁目(昭和通)

イルミネーションの前後にお腹も満たして

イルミネーションの点灯は、毎日午後4時半から11時まで。優しい明かりを求めてゆったり散策しているうちに、なんだかおなかがすいてきませんか? ロマンチックな一夜にふさわしい、10軒を紹介します。

■映画のワンシーンのような、街角のバル

旭川の買物公園通り沿いにある人気のイタリアンバルで、街の雰囲気までおしゃれにするカジュアルな佇まいが魅力です。
パスタやピッツァなどメイン料理をはじめ、お酒に合う一品もバリエーション豊富。イチオシは「バルチキ」で、骨付き肉を香草塩とバジルペーストで味付けした絶品の唐揚げです。ひと口食べるとビールが止まらなくなるのでご注意を。他にもワインやカクテルもリーズナブルに揃います。街歩きの途中にふらりとカウンターでちょい飲みするのもよし、2階席からイルミ輝く買物公園を見下ろしながらゆっくりするもよし。居心地の良さに会話も弾みます。

おしゃれな洋風居酒屋らしく、唐揚げもかわいいチューリップ型
machibar マチバル

住所/北海道旭川市2条通8丁目 買物公園通り
電話/0166-23-5977
営業/11:30~23:00(LO22:30)、金土祝前日11:30~25:00(LO24:30)
定休/無休

https://momendoki.co.jp/machibar/

■ロータリーのイルミを臨む、和カフェでひと息

買物公園から続くロータリー交差点を抜け、旭川八景の旭橋に向かう常盤通沿いに、このカフェはあります。大正時代の製粉工場をリノベーションした建物は、和洋折衷の不思議な魅力に溢れています。
人気は、もち米を飼料に与え育てた上川町の「渓谷・味豚(けいこくみとん)」100%のハンバーグ。ふんわり柔らかな肉の旨みと甘い脂に驚くこと間違いなしです。街歩きのおともには、デニッシュ生地の手軽なおやき「トキワ焼き」と、抹茶とあんこ、ミルクが層をなす「福吉らて」や「ほうじ茶らて」「抹茶しるこ」など和なカフェメニューをテイクアウトして。

アツアツのスキレットで提供される「渓谷味豚ハンバーグ(デミグラスチーズ)」は、ライス・サラダ・スープ付きで1,353円(テイクアウトは丼スタイルで1,231円)
福吉カフェ旭橋本店

住所/北海道旭川市常盤通2丁目1970-1
電話/0166-85-6014
営業/10:00~18:00
定休/なし

https://www.fukuyoshicafe.com/

■北海道のザンギ、食べたくなったらここにきて

たっぷり散策してお腹がすいたなら、地元食材をふんだんに使った多彩なメニューが味わえるこのお店へ。飲食店が複数入居する旭川フードテラスの中にある大衆食堂です。
クマザサを食べて育った旭川産の笹豚を使った「ロースカツ定食」や「笹豚カツカレー」をはじめ、香り高い鶏ガラ香葱スープと自家製ラードが食欲をそそる「旭川醤油ラーメン」、迫力満点のサイズが魅力の「塩ザンギ定食」など、いずれも1,000円以下とリーズナブルでボリューム満点。食事をするとドリンクバーが付く嬉しいサービスも。ソフトクリームなどのスイーツもあるので、休憩にもどうぞ。

1つ1つが大きい塩ザンギ!甘い脂と肉汁があっつあつに溢れます
買物公園 五条食堂

住所/旭川市5条通7丁目フードテラス1F
電話/0166-73-5793
営業/11:00〜18:00
定休/日曜日

https://www.facebook.com/買物公園-五条食堂-940561476105486/

■手作りの多彩なおばんざいを、選りすぐりの日本酒で

ベテラン女将の手料理が心も温めてくれる、アットホームな居酒屋です。カウンターには日替わりで様々なおばんざいが用意されており、さほど待たずに食事を始められるのが嬉しいところ。
観光客だけでなく地元民からも評判の名物は、新鮮な海の幸たっぷりの刺身盛り合わせ。北海道の流通の中心地・旭川らしく、道内各地の新鮮な魚介が贅沢に盛り付けられています。このほか、相撲部屋直伝のちゃんこ鍋も人気。道産酒を中心に全国から取り寄せた銘酒が揃うので、料理に合わせたチョイスも楽しんでみては。個室のほか大型カウンター席もあり、一人でもくつろげます。

名物の刺し盛りは2人前で2,750円とお手頃。通うほどに、季節ごとの味に出合えます
居酒屋 せんや

住所/北海道旭川市5条通7丁目右1(昭和通沿い)
電話/0166-22-5320
営業/17:00〜23:00(LO22:30)
定休/日曜日

■インパクト抜群のライオンの店で、炙り料理を堪能

買物公園を歩いていると突如現れる巨大なライオンの顔!映えスポットとしても人気のストリートアートは、この店の目印でもあります。
名物は20cmを超えるジャンボ串。「旨い肉を食べるための串焼き」をモットーに手打ちする串は鶏と豚の2種類あって、シェフのテクニックと絶妙な火加減でジューシーに焼き上げます。このほか目の前で炙って仕上げてくれる料理も多く、そのパフォーマンスにも注目の居酒屋です。
席はカウンターと個室の掘りごたつ席、さらにガラス張りの2階テラス席もあり。買物公園のイルミネーションを見下ろせる絶好のスポットです。

道産食材を重ねたジャンボ串。鶏490円、豚590円
アブリーノ~北の炭火焼 ジャンボ焼き鳥~

住所/北海道旭川市4条通8丁目1705-5 SISI.bldg 1F
電話/080-9320-1324
営業/17:00~翌1:00(料理LO0:00、ドリンクLO翌0:30)
定休/不定休

https://www.instagram.com/aburino919/

■老舗和食店「二幸本店」直営の大衆酒場

サンロク街でひときわ目を引く赤ちょうちん。旭川の老舗和食、二幸本店が運営する居心地の良い大衆酒場です。メニュー数が多く、ふらの和牛や地養豚、サロベツ産合鴨、時期により士別産サフォーク羊など道内各地から厳選した肉類をはじめ、神経締め処理をされた鮮度抜群の魚、創作てんぷらなど北海道の味覚を一度に味わえます。
こうした一品料理のほか、昼も夜も同料金の定食は660円から。お刺身やカツ定食のほか、牛ハラミや海鮮などの丼ものをリーズナブルな価格で提供しています。鴨そばや天そばもあるので、寒い夜、飲んだ後の締めにも立ち寄りたいお店です。

とにかく鮮度がすごい!毎日多彩な魚が用意されています
炙り居酒屋 ちょうちん

住所/北海道旭川市4条通6丁目右10
電話/0166-22-7788
営業/11:30〜14:00、17:00〜24:00
定休/不定休

https://cyouchin-asahikawa46.owst.jp/

■寒い夜には、あったか~い家族経営の老舗食堂で

人気テレビドラマ「孤独のグルメ」に登場した老舗で、地元っ子はもちろん、国内外の旅行者からも愛される家族経営の食堂です。看板メニューは「肉ライス」という名のポークチャップ。良質な脂が乗った分厚い肉を照りよく仕上げた一品で、スパイシーで酸味のあるソースが食欲をそそります。ちなみにドラマ内で主人公の井之頭五郎が注文したカニコロッケとホッケフライ、大きいみそ汁は「五郎セット」として、今やお店の人気ナンバー2だそう。
昭和の空気が残る店内の雰囲気は温かく、スタッフたちのきびきびした姿に清々しさを感じます。お店は買物公園から少し奥まった小路にあるので、看板をお見逃しなく。

一番人気の「肉ライス」。この照り照りの姿に、抗える人はいない…!
自由軒

住所/北海道旭川市5条通8丁目左2号
電話/0166-23-8686
営業/11:30〜14:00、17:00〜21:00
定休/日曜日

■イルミネーション級?キラキラのホテルメイドスイーツ

カフェの大きな窓越しには、緑道の温かなイルミネーション。アートホテル1階にあるリラでは、専属のパティシエが作る北海道産の小麦と乳製品でスイーツとパン、サンドイッチを楽しめます。人気は苺のショートケーキにモンブラン、ガトーショコラ。少しお腹がすいている人には、毎朝焼き立てのクロワッサン、クロックムッシュやカレーパンなどがおすすめです。
このほか旭川で焙煎したホテルオリジナルのブレンドコーヒーをはじめ、美瑛牛乳を使ったカフェラテやホットチョコレートなど、テイクアウト可能なドリンクメニューも豊富。温かな飲み物を片手に、散策を楽しんで。

ため息が出るほど端正なスイーツたち
北海道ブラッスリーLilas(リラ)

住所/北海道旭川市7条通6丁目アートホテル旭川1階
電話/0166-27-5888(直通)
営業/11:00〜21:00 (当面の間17:00までの時短営業中)
定休/なし
駐車場/あり

https://asahikawa-lilas.com/

■バーテンダーが作る特別な一杯

「カクテルの街」と称される旭川は、独自のカクテル文化を継承・発展させてきました。ベテランが腕を振るう老舗から若手が営む実力店まで、個性豊かなバーが点在します。
バーと聞くと、食事はおつまみ程度と想像してしまいますが、チャップリンは違います。パスタ、オムレツ、アヒージョなど洋食を中心に食べ物も豊富。もちろんシェーカーでつくるカクテルも多彩で、飲みたい派・食事を楽しみたい派どちらも満足させてくれます。
一押しのカクテルは、サンロクのバーテンダーが一堂に集まるパーティーで誕生した「北緯43度」。甘くさっぱりした飲み心地と、美しい色合いで特に女性に人気です。

地元の酒蔵「高砂酒造」の梅酒と青りんごリキュール、ライム果汁で作った「北緯43度」
レストランBAR チャップリン

住所/北海道旭川市2条通7丁目244-1
電話/0166-24-7270
営業/18:00~翌2:00
定休/日曜日、第1・3月曜日

「あさひかわ街あかり」は、旭川市と市民・企業・団体のみなさんからの協賛金で運営する官民一体の事業です。旭川に暮らす人の気持ちを明るく元気にしたい、訪れる人を温かな光で迎えたい、そうした気持ちで1995年にスタートしました。冬の澄んだ空気にきらめく明かりとともに、ロマンチックな思い出を作りませんか?

※旭川観光コンベンション協会のホームページで、毎年11月頃に「あさひかわ街あかり」の特設ページをその年の情報に更新しています。

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