中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館
この美術館は、日本の近代彫刻史に偉大な足跡を残した旭川ゆかりの彫刻家 中原悌二郎(1888-1921)を記念した彫刻専門の美術館として、1994年(平成6年)に開設されました。中原悌二郎が残した12点の彫刻を中心に、悌二郎に大きな影響を与えたロダンなどや、悌二郎の親友であった石井鶴三などの作品と、旭川市が1970年(昭和45年)に悌二郎の偉業を顕彰し、我が国の彫刻界の発展に寄与する目的で創設した中原悌二郎賞の受賞作品等を所蔵・展示しています。また、中原悌二郎賞の第1回の受賞者・木内克、悌二郎の影響で彫刻家になった加藤顕清、中原悌二郎賞の選考委員であった山内壮夫など、我が国の近・現代の彫刻作品を所蔵し、展示しています。なかでも、中原悌二郎賞の作品群は、日本の現代彫刻史を展観することができる優れたものになっています。彫刻の常設展示のほか、企画展、講演会、講座など、彫刻に関する各種事業を行うとともに、彫刻及び彫刻家に関する資料の収集に努め、「彫刻のまち旭川」にふさわしい個性ある内容となっています。また、この建物は、旧陸軍第七師団が旭川に設営されたときに、将校たちの社交場として1902年(明治35年)に建設された「旧旭川偕行社」で、1989年(平成元年)国の重要文化財に指定されています。旭川では、買物公園や常磐公園をはじめとして市内各所に彫刻が設置してあり、その数は60点以上にもおよび、いつでもだれでも彫刻を鑑賞できる環境になっています。
所在地 旭川市春光5条7丁目
TEL 0166-52-0033 (旭川市彫刻美術館)
FAX 0166-55-1413(旭川市彫刻美術館)
URL https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/facility00/facility04/d053821.html
駐車場 あり(無料)
営業時間 9:00〜17:00(ただし入館は16:30まで)
アクセス 旭川空港から車で50分。旭川駅から車で25分。