ロケーションの舞台となった旭山動物園とは
 旭川市に動物園を作ろうという動きは昭和30年代の初期からありましたが、具体的になったのは昭和39年のことでした。
 候補地は、旭山、神楽岡、神居、春光台などの中から桜の名勝地として知られている旭山公園に隣接し、旭川市内や上川平野、大雪の山々が一望できるとあってここ旭山が選ばれました。
 当時の建設のテーマは「日本のどこにも見られない北方特有の動物園に」そして「北国の短い夏を動物と楽しみながら存分に満喫できる開放感のある動物園に」ということでした。
 動物園を作るのは時期尚早であると反対意見もあり難航しましが、動物園に対する市民の熱い思いが高まり旭川市動物園建設協力会が結成され、さらに動物園アイディア協力会も生まれて、動物園づくりは市民ぐるみの運動となっていきました。
 こうした経過の中で、旭山動物園は昭和42年7月1日に誕生いたしました。

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