旭川市内の史跡
旭川市内には明治以降,農業を中心とした開拓の歴史を記録する記念碑や建造物,史跡などがいくつも存在します。その中でも特に貴重なのは,嵐山自然公園(江丹別町嵐山)の一角,近文山の山頂にある「国見の碑」です。上川(旭川市のある盆地地帯)開発に熱意を示していた(明治政府)司法大輔であった岩村通俊が,明治18年に上川郡の視察をおこない永山武四郎らと近文山頂に登り,広大な上川原野を国見し,翌年に建立されたもので上川最古の石碑です。(岩村はその後,初代北海道庁長官に就任し,北海道開拓に貢献。)このように旭川の歴史の数々を記す史跡がありますが,旭川村開村100年を迎えた1990年には記念事業の一環として,史跡あるいは歴史的,文化的なゆかりの地には「100年の史跡・100年のゆかり案内表示板」の設置が実施されています。
所在地 旭川市内各所